佐々木鈴優書道院 体験記 ~没頭する安らぎ。書道っていいな!~

こんにちは!「おとなら仙台」学生レポーターの濵田です!
今回は同じく学生レポーターの佐藤さんと2人で、「佐々木鈴優書道院」様にお邪魔してきました。佐々木さん、暖かく迎え入れてくださりありがとうございました!
私自身、書道は中学生以来で、「厳しく指導されながらも上手く書けない」という苦い思い出で終わってしまっていました。しかし、今回の体験で「一筆に没頭することで癒される。自身を見つめ直す」といった書道の新たな一面を感じることができました!
とっても楽しかった!!佐藤さんも、小学生時代大好きだった書道を体験できてとても満足気でした!良かった!!


今回は佐々木鈴優書道院 ”上杉教室” に18時頃に伺ったのですが、先にいらっしゃった小学生をはじめ続々と受講生が集まり、あっという間に教室がいっぱいになりました。大人の方も多く、趣味をつくるべく新たな挑戦として始めた方や、息子さんと共に習い始めた親御さんなどきっかけは様々でしたが、みなさん一筆一筆に集中し、自分に向き合う姿はとてもかっこよく、充実した時間を過ごされていました。


書道に関して全く無知な私に講師の佐々木さんが丁寧にその仕組みを教えてくださいました。
書道には段位があり、それを定める試験が月に1度行われます。
月ごと、段位ごとに本月のお題となる文字が公表され、その文字を1ヶ月かけて練習し1番上手く書けた書を連盟、財団に郵送します。
連盟、財団が審査を行い、進級の結果が冊子に掲載されます。同時に次月のお題が公表されます。このような流れの繰り返しで書道の段位が進んでいきます。
みなさん知っていましたか?僕は初めて知りました!面白いし、稽古の励みにもなりますね!
今月のお題は「朝顔」で、佐々木さん指導の下、何度も書かせていただきました。
(ちなみにお隣の方は段位が上の方で「禍因惡積」という文字を書いていらっしゃいました。こういう難しそうな字も、修練を続けると書けるようになるのか・・!)
力みすぎると美しい書体にならなかったり、逆にすらすらと書くと意識すべきポイントが抜けてしまったりと、色々気づきながらトライを重ね、いただいたアドバイスを参考に少しずつ上達することができました!
お題:朝顔 ビフォー ⇒ アフター


どうですか?上手くなっていますかね?
私自身としては、何度も書くうちに力みが抜けて、均一な太さで書くことができるようになったと感じました。また、「朝」の月の跳ねる方が長く書けるようになったり、「顔」の立の部分を大きく書いたりすることで文字のバランスが良くなったと思います!
そして上達はもちろん大事な要素ですが、1番体験して良かったなと思ったことは「没頭する安らぎ」に気づけたことです。情報過多な毎日から一線を退き、隣の手本を見て、同じように書けるよう筆を運ぶ。この単純な作業に ”だけ” 集中する。一見なんともないように思えるかも知れませんが、これがものすごく良かったです。喧騒から逃れ、自己に集中する、ランニングや瞑想に近いものがあるのかも知れません。
同行した佐藤さんも、「久しぶりに筆を持ち、目の前の半紙と向き合い、一点一画にすべてを注ぐあの感覚を思い出した。集中力が高まり、自己と向き合える貴重な体験が出来た。」と、やりきった表情で話してくれました。
さらに、この没頭を昇段という明確な目標に向けて行うことができ、かつ日常にも役立ち、同じ空間で共に没頭する仲間がいる。書道っていいですね!こんなにも面白くて魅力的なのだと再発見することが出来ました。みなさんもぜひ一度「没頭する安らぎ」体験してみてください!
